お笑い芸人の闇営業(芸能事務所を通さず行う営業)が話題になっていますね。金銭的に困窮している芸人が闇営業を行うという話は昔からあるようですが、今回は詐欺グループの忘年会などに参加していたことが問題視されています。芸能人の信用度が詐欺行為などに利用される可能性があるからです。
それにしても、詐欺で稼いだお金がギャラの原資であったということが、何とも後味が悪いのですが、そのギャラは確定申告されていたのかという問題も気になりますね。
仮に100万円のギャラを申告していなければ、最高税率が適用される芸能人であれば、まず55万円の本税がかかります。その本税以外に、過少申告加算税又は重加算税と延滞税がかかってきますので、結果的には受け取ったギャラの8割ほどが追徴課税されるかもしれません。
まあ追徴税はお金で済むかもしれませんが、もし芸能事務所解雇や芸能界追放まで進展すれば、闇営業の代償は小さくありませんね。
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闇営業と税金