輪通信

来年４月から消費税率が8％に引き上げられますね。その時に「消費税増税分は消費者に還元」「増税分は当店で負担します」といった消費税還元セールを禁止するという法案が出ています。

1997年の消費税率が5％に引き上げられたときに、大手企業の「下請けいじめ」が問題化しました。圧力によって消費税増税分を納入価格に上乗せさせなかったからです。
今回の法案は中小企業にも増税分を取引価格に転嫁しやすくすることが目的とのことです。
政府の根底には、消費税は皆が負担するもので、払わなくても済むような空気が生まれることを避けたい、また消費税を増税した事実を薄めたいという思惑もあるようです。

大手スーパー等の小売業界からは「価格は自由競争であるべきだ」「消費税還元セールを法律にて規制するなど先進国として理解できない！」といった反発も出ていますが、皆様はどう考えられますか？