朝の空気に爽秋の気配が感じられる頃となりました。平素はえびす会計通信をご愛読くださいまして誠にありがとうございます。
それにしても今年の夏は暑かったですね。夏は暑ければ暑いほど、エアコンや冷蔵庫、ビールや清涼飲料水などの個人消費が伸びて経済効果はプラスになるというのが定説でした。しかし近年はそんな単純な構図ではなくなっているようです。特に今夏は、「連日の猛暑日」と「コロナ7第波」のダブルパンチによって個人消費は伸び悩んでいます。
また、様々な要因(中国の生産性低下、半導体不足、ウクライナ情勢、世界的な異常気象、円安など)によって品薄状態の物品が増え、それに連動して物価高に歯止めがかかりません。個人消費が低迷するのも当然ですね。あまり明るい兆しが見当たらないなかで、唯一「円安」という状況がインバウンドの回復に繋がることを期待しています。
円安により、インバウンドが過去最多であった2019年に比べて、なんと3割ほど安く日本旅行が楽しめるのです。ようやく日本政府も入国者数の制限を撤廃するなど、個人旅行の規制緩和に踏み切るようですが、この絶好のチャンスを活かしてほしいところです